2021年02月16日
大学入学共通テストのリスニングは、今までのセンター試験での50点満点からリーディングと同じ100点満点となり、比重が2倍に増えました。
全体的に、イラストやグラフが増え、それらが表している内容を素早く理解した上で、音声(講義などを含む)の内容を正確に把握して答えるものなどが印象的でした。
日頃からニュースなどを見聞きしたり、様々な分野の読解問題に取り組むことで、社会問題に対する関心や知識を持つことが必要です。また、英検やTOEICのリスニング問題に取り組んだり、ニュースを英語で聞く機会を持つことも良い対策となるでしょう。
リスニングの基礎力をつける上で最も大切なことが2つあります。
1つは、文章を読む際、目に入った文字の順そのままに意味をなぞるように頭に入れていく訓練をすることです。文を頭の中で日本語の語順に組み立て直してから訳す癖をつけてしまうと、全体の意味を把握するのに時間がかかり、一度しか流れない音声を瞬時に理解することが難しくなります。
2つ目は、正確な発音とリズムで音読することを習慣にすることです。意味が分かり、自分で音読できる文であれば、必ず聞けるようになります。
当教室では、読解力とリスニング力の両方をつけることを視野に入れ、長文読解に取り組む時には、必ず皆で音読をし、英語をそのままの語順で和訳する訓練をしています。