2025年02月06日
大学受験も本番を迎える時期となり、受験生のみなさんはラストスパートに忙しい毎日のようです。また、1月の英検が終了し、受験した生徒さんたちは一次試験の結果を待ちつつ、当日の問題の見直しや2次試験の練習を少しずつ始めているところです。
英検は、要約問題やEメール問題が追加され、以前よりも更にライティングの力が重要視されるようになりました。また、大学受験生の作文の添削をしていても、英検の作文問題と酷似している問題が出題されていると感じます。与えられたテーマに対して自分の考えや思っていることを正確な英文でしっかりと書けるかどうか、が合否を左右します。
作文の力を伸ばすための秘策は、読解力を養うことです。選択式の問題は、内容を正確に理解できなくても、なんとなく勘で正解できた!といったことも多々ありますが、それでは本当の力は身に付きません。文章の一文一文の意味をなるべく正確に理解し、日本語に訳していくという地味な作業の中に、文法の深い理解や様々な接続詞や言い回しの使い方を学ぶ貴重な機会が眠っています。
日本語に訳す、という過程を飛ばして英語を英語のまま理解して読み進めていけるのは、この地道な作業をしっかりとやり、十分に力がついた後でのことです。生徒さん達には、うわべだけの要領の良さで合格を追うのではなく、根底にしっかりとした力をため込み、作文を含めた様々な応用問題に対応できるようになってもらいたいです。応援しています!